セカンドオピニオンで受けたい検査
母のセカンドオピニオンで脳神経内科を受診したのは、当時脳神経外科で診断されたアルツハイマー型ではなく、ピック症候群ではないかとケアマネージャーさんが疑ったのがきっかけでした。ケアマネージャーさんも一緒に来てくれました。
ピック症候群(前頭側頭型認知症)と診断する時の検査の種類は、大まかに4つです。
1.認知・行動評価
2.脳画像検査
3.血液・髄液検査
4.脳血流検査(SPECT または FDG-PET)
1番の検査で、認知とか行動の初期症状がアルツハイマー型と前頭側頭型(ピック症候群)とは似ているため、特に混同されやすいんだそうです。この検査だけで確定する事はないみたいです。
2番の画像検査では、アルツハイマー型と前頭側頭型(ピック症候群)では萎縮する脳の場所が全然違います。アルツハイマーは海馬が萎縮するのは周知の事実。前頭側頭型は名前のとおり、前頭葉・側頭葉前部が萎縮します。
3番の血液検査は、アルツハイマー病などの認知症と似た症状(行動)を起こす甲状腺機能低下症・ビタミンB12欠乏・梅毒・脳炎など、原因を取り除けば(治療すれば)治る病気ではない事を確定します。
髄液検査は、アミロイドβ・リン酸化タウ蛋白の量がわかる検査でアルツハイマー型だと確定することができます。
4番のSPECT・FDG-PETでは、脳の血流・代謝低下がどこで起こっているかがわかります。
2番は今の通院先で撮ったものがあり、1番の問診と3番の血液検査をしてもらいました。4番の検査は高額で、近くだと大きな病院にしかなく、今回受診した病院にはありませんでした。
血液検査の結果は後日
検査の結果から先生の診断は、母はアルツハイマー型だという事でした。
今の主治医の診断は間違っていなかったのですが、母のお薬手帳を見て「薬の量が多いのではないか」と、その先生は言いました。
ピック症候群であれば、アルツハイマー型の薬のアリセプトは症状を悪化させる事になりますが、アルツハイマー型だったので、薬の種類が間違っているわけではありませんでした。ですが、「量が多い」? 多いとどうなるの?
他の医師の判断だからかそれ以上の説明はありませんでした。でも、なんとなーく言葉を濁した感があって、その判断が悪いと思っていても、他の医師に対する批判になってしまうから、何も言わなかったんではないでしょうか。
結局、元の状況に戻りました。
サードオピニオンへ
ケアマネージャーと「どうしよう」と話してる時、なぜか父が精神科の病院の受診を強く主張しました。
セカンドオピニオンで、母のひとり歩きを止めさせる解決策につながる情報はなかったし、「それで父の気がすめばいいか」と精神科の受診をしてみようという事になりました。たくさんある中、老年認知症対応の精神科病院に行きました。
2ndの脳神経内科受診の時は父はついて来なかったけど、今回はついて来ました。(言い出しっぺなんだか当然でしょ。)
そして待合室で「ここに入院させろ」と騒ぎました。
先生は「まず診察を」と言いました。
ですよね。
そして呼ばれて診察室に入るのですが、父は入ってきません。
?
ひととおり現状を伝えて、お薬手帳を見てもらいました。
今度の病院の先生は、その手帳を見て黙ってしまいました。この前行った脳神経内科の先生が言いづらそうにしてたのを思い出し、わたしから
「この間行った病院の先生は、薬の量が多いんじゃないかって言ってたんですけど」
と言ってみました。
そしたらようやく「そうですね。多いですね。」と口を開きました。
やっぱり多いんだ。
(今の主治医に)「薬の量を減らしたいと言ってみては?」と言われました。
減らした方がいいんだ。
でも、主治医はあくまでも脳神経外科医院の先生です。
主治医に何も言わず(主治医の紹介状を持参せず)セカンドオピニオンを受けたので、今回の精神科の先生から主治医に意見を出せないという事ですね。家族から言わないといけません。
「量を減らした処方箋を出してほしい」と主治医に言った時の件は、次の投稿へ続く→ 【主治医に意見してみた】
父の要望、叶わず
ちなみに「すぐ入院しなければ、という段階ではなさそう」とも言われました。先生から待合室の父に言い含めてもらいました。「入院させろ」と騒いだ父の要望には叶わない結果になったのですが、その時は父は何も言いませんでした。(その時は、という事は?) これも続く→【父の要望】
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補足
サードオピニオンの時点では全然知らなかったんだけど、この頃ちょうど「アリセプトの量を減らしていい」という添付文書の改訂があったばかりでした。
しかも母が服用していたドネペジル塩酸塩(アリセプトのジェネリック)は、副作用・効果がないなどの理由で今や(2026年春)販売中止になっているという…。そんな薬を母に飲ませていたの?


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