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わたしのおすすめ

1.認知症

認知症がテーマの本の選び方

今や、認知症に関する本ってたくさんありますね。検索すると、数千・数万種類とたくさんヒットします。

実体験を綴っている本。患者さんとの付き合い方に関する本。認知症という病気に関する本。ジャンルも医学書、介護実用書・ガイド、エッセイ、漫画、絵本などなど。

それなのに、タイトルは「初めての介護」とか「最初に読む本」とか似通っていることが多くないですか。もしかしたら、同じような内容なのかもしれません。

でもたぶんちょっと違う。なぜなら書く人が違うから。

たくさんある本の中でどれを読むのか、どうやって決めていますか。

わたしのおすすめは、全部読む事です。

「イヤイヤ、アドバイスになってない!」「そんな時間あるか!」って思われるかもしれません。あくまでも「おすすめ」です。

なぜなら書く人が違うから

以前、中国語を勉強していた時、入門編(あるいは初級編)の参考書を4冊読みました。

内容はほぼ同じです。

何が一番違うかというと、わたしが想像しやすい表現とそうでない表現があるんです。その違いによって、内容がスッと頭に入ってくるかどうかが変わります。

例えば、中国語のr(アール)の発音の説明で、「巻き舌」「反り舌」「丸め舌」と著者によって表現方法は違いました。英語の授業でも先生によって、「巻き舌」「反り舌」「丸め舌」とr(アール)の発音の説明が違っていませんでしたか?

舌の形は普通見えません。他人のも見えないし、自分のも見えない。説明を受けて自分の舌がどうなっているのか、想像して発音するしかありません。「巻く」のと「反る」のと「丸める」のと、どれをイメージして発音するのが一番いいのか、想像してやってみるしかありません。

同じ事象でも書く人によって表現が違うし、その表現を受け取るほうも人によってさまざまです。

読書のおすすめではありません

「わたしのおすすめは、全部読むことです。」と書きました。

「認知症の基礎知識」に関する本を1冊だけ読んで「説明がよくわからなかった」とか「うちのケースと違う」って、とガッカリしてすぐに諦めるんじゃなくて、作者の違う「認知症の基礎知識」の本をもう1冊、読んでみてもいいんじゃないか、ということをおすすめします。

同じ「認知症の基礎知識」の本でも書く人が違うと表現方法・切り取り方が違ってくるのは当然だし、専門用語を多用して詳しく説明していたり、わかりやすく口語で説明してくれていたりという違いもあります。

1冊目でダメだったら2冊目、2冊目でもダメだったら3冊目、と自分が腑に落ちる答えが出てくるまで読み進めていくと、「全部読むこと」になるかもしれない、ってことです。

表現の違いだけでなく、認知症のタイプは複数あるし、ひとつのタイプにも患者の性格ごと・家族の環境ごとにケースがたくさんあります。一人の人がすべての認知症患者の症状を経験するはずは絶対にないから、自分家族のケースに近い症状の人の本に行き着くのに何冊も読むことになるかもしれません。

自分の時間を持つ余裕がない、って言う人がたくさんいるのはわかります。もしわたしに自分の時間ができたら、お昼寝の時間にしますね。まあ、そうなりますよ。理想と現実は違うもんです。

ただ、1冊だけ読んで落ち込んでほしくないんです。せっかく貴重な自分の時間を読書に充てたのに、落ち込む結果だけになるのはもったいない気がします。

猫はカメラ目線で、お母さんは天井を見ている画像

どこ見てるんだろう?

余談ですが、お昼寝のためでも、読書のためでも、自分の時間を積極的に作った方がいいと思いますよ。

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