3年で待機者5万人減
この間、特別養護老人ホームの入居を待つ人が、3年前と比べて5万人減った、という記事を見ました。減ったのには色々理由があるみたいです。
利用料(介護報酬)は国が決めるため、物価高や人件費の高騰に即時対応できない。だから特別養護老人ホームは赤字経営が多い。
のに! 記事によると施設数が増えたそうです。不思議ですね。
在宅サービスが充実してきたから、とも言っています。でもそれは、施設に入れないから仕方なく在宅介護を続ける人が多いという現状の裏返しでは? どう思いますか? それっていい事?
特例入所
それよりも
待機者の人数が減った事より、記事の中でわたしが注目した一文があります。それは「要介護1〜2の人でも、認知症などで自宅での生活が難しい場合は入所できる。」という一文です。
「え、そうなの?!」ってびっくりしました。初耳です。要介護3以上の人しか、特養には申し込めないと思っていました。
要介護1・2の人が特養に入所する事を「特例入所」というそうです。特例入所には条件があります。
- 認知症の症状が重い
- 自宅での虐待の可能性
- 家族の支援が不十分(遠距離や介護者の高齢化)
- 上記3つにより身体保護の緊急性が高い場合
認知症専門医の長谷川先生の動画でもたまに話題になりますが、認知症の症状がひどいのに、主治医もしくはケアマネージャーの意向一つで、介護度が上がらないケースって、あるそうですね? 良心的なケマネージャーだったとしても、介護度認定の審査が、2から3になるのは厳しいという記事も見た事があります。
もしかしたら、わたしみたいに特例入所の制度を知らなくて、介護度3じゃないからって、特養に申し込んでいない人が多いのでは? だから、待機人数が減ったように見えるのかもしれませんよね。待機人数って、申し込んでいるのに入所できない人の数、でしょ? 入所希望なのに介護度が低くて申し込めていない人数は? 施設にお世話になりたいのに、在宅でがんばっているのでは?
そこまで考えると、たった5万人減ったっていう記事だけじゃ、介護環境が改善した! って手放しでは言えない気がします。
わたしが思うのは、少しでも家族が施設入所を考えたらなら、ケアマネージャーにとりあえず相談してみた方がいいんじゃないかな、という事です。もしかしたら特例入所に該当するかも。だって特例入所の条件って、主観では気付きにくいものがあるじゃないですか。ケアマネージャーの客観的な解釈はまた違ってくるかもしれません。
ちなみに、話を聞く耳を待たないケアマネージャーは、変えてほしいと地域包括支援センターや市区町村の介護保険の窓口に相談しましょう。わたしみたいにネットで、希望に合った居宅介護支援事業所を自分で探してみてもいいと思いますよ。

変化の進み具合が速いと感じた件
実は最近、以前特別養護老人ホームで働いた事があるという人に、聞いた話なんですが、わたしの住む地域では特別養護老人ホームが多くて定数の利用者を確保できず、取り合いになっているそうです。
ここ数年でそんなに変わったんですねえ。わたしが母の特養を探している頃は、まだ待機者がたくさんいましたけどね。

コメント