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連絡から特別養護老人ホーム入居まで

2.介護施設

「いつでもいい」と言ったら

特定養護老人ホームから最初に入居意向確認の連絡をもらったあと「入居します」と返事をした時、「ではいつ頃、入居しますか。」と聞かれて少し困りました。突然だったし、心の準備もできていなかったし、正直「いつって言われても…、いつがいいんだろう?」って、考えは全然まとまっていませんでした。

それでも「早く返事しなきゃ迷惑がかかる」というのは、わかってました。お部屋が空いて新しく人が入居するまでは、一部屋分の収入はゼロになるだろう、と予想できます。

わたしは電話で「いつでもいいです。」と返事をしました。特養の準備もあるだろうし特養の都合がつき次第でいいよね、って。

すると「では今週末でいいですか?」と言われました。

こ、こ、こんしゅうまつ?

そんなに早く?と思ったけど、「いつでもいい」と言った手前、「NO」とは言えず、「あ、はい。」と「OK」してしまいました。

たぶん収入減の予想は当たっていて、部屋が何日も長く空くのはイヤなんでしょうね。

その電話で必要な物を必死で聞き取り、1週間の怒涛の入居準備が始まりました。

小規模多機能型居宅介護施設で干し柿

お世話になっている小規模多機能型居宅介護施設に「1週間後、特養に入居します。」と直接伝えるために行きました。みなさんも「えっ!1週間後?」と驚いていました。特養に申込みをしていることは、何か月も前に連絡してありました。

職員のみなさんもわたしと同じく「予想以上に早かった。」という反応でした。とてもお世話になったから申し訳なくなりました。定員に空きが出て新しく利用者さんを迎えるまで収入が減るのは、どこの施設も同じです。

もう一つ申し訳なくなったのは、施設の軒先にむかれた渋柿が干してあったことです。

母が干し柿が好きだという話をした事があって、そしたら「干し柿が好きなんですか。みんなで作ろうかなあ。」と言ってくれたんです。その干し柿が軒先に紐で吊るされていました。母だけのためじゃなく、利用者さんみんなの干し柿なんですが、「あー、作ってくれてたんだ。」って、なんか好意を踏みにじる形になってしまって申し訳なくなりました。

せっかくの干し柿を食べずに、1週間後、大変お世話になった楽しい楽しい小規模多機能型居宅介護施設を離れる事になります。

剥かれた渋柿が、軒先に紐で数珠繋ぎになって吊るされている画像

軒先の干し柿

怒涛の入居準備

干し柿を見て、ちょっと感傷に浸りそうになったけど、1週間のうちにやらなきゃいけないことがたくさんあって、気持ちを切り替えました。

まず提出する書類の準備です。

母がかかっている各病院の紹介状と母に処方されている薬の薬剤情報提供文書を取りに行き、健康・介護保険証、緊急時及び看取り意向確認書。契約書には、保証人の実印を押してもらわなければいけません。住民票も取りに行った気がします。他にも用意した書類があったかもしれませんが、よく覚えていないです。

そして着替えや身の回りの日用品の準備。もちろん全部名前入り。以前グループホームに入居する時に名前を書いた服やタオルが、まだたくさん残っていたので、前ほど大変ではなかったです。

いやあでも、本当に怒涛の1週間でした。今思うと、それがよかったんです。感傷に浸る時間がなかったのは、よかったと思います。

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