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認知症の人にとってはまだまだ厳しい社会

1.認知症

認知症への理解度は何%?

なかなか、認知症の症状に対する理解が広まっていきません。

医師の中には、認知症患者を見たくないと言う医師がけっこういる、と聞きました。わたしの母の最初の主治医が、そうでした。認知症の治療薬はないので症状の改善が認知症診療の中心なのですが、その主治医はそういう事には全く積極的ではありませんでした。

看護士は、介護の知識も経験もありません。認知症の症状に関する知識もないのが普通でしょう。

看護士どころか、2年前までは介護士の認知症研修は、必須ではありませんでした。今は研修は義務です。

一番近くにいる家族は、医療・看護についても介護についても、専門的な知識はない人が多数でしょう。

社会が認知症患者を煙たがっているのは、社会に迷惑をかけた認知症患者が一部いるからでしょうか。それは健常者も条件は同じで、全員が迷惑行動をするわけではありません。認知症患者は非難され、ケアマネージャーや家族の責任を追及するだけだったら、ケアマネージャーと家族でさえも認知症患者から遠ざかりたくなるのではないでしょうか。

一体誰が認知症患者と誠実に向き合ってくれるんでしょうか。

多数と少数

65歳以上で認知症患者数は約443万人、軽度認知障害(MCI)は558万人だそうです。認知症発症者と軽度認知障害を合わせると4人に1人の割合です。誰が認知症になっても不思議じゃありません。いつか自分もそうなるかもしれないとは考えられませんか。

認知症患者数の60~70%を占めるのはアルツハイマー型です。患者の約3分の2が女性です。

よーく考えてみてください。一般的に一番多いとされるアルツハイマー型の女性患者が、一番多く事件を起こしてますか。

100人中99人が同じ色で、一人だけ違う色分けのイラスト

多数と少数

性格が変化したり、反社会的な行動の症状が出ると言われる「前頭側頭型認知症(かつてピック病と呼ばれていたものを含む)」は、443万人(65歳以上)の内には含まれてなくて40~60代の人が多く、1万~1万2千人ほどいるそうです。

それぞれの病気の説明記事を読むと、前頭側頭型認知症には上記のような説明はあるけど、アルツハイマー型には反社会的な行動に出るという特徴は見られないんだろう、という事です。

ボケたら悪いですか

わたしはアルツハイマー型の母しか知らないので母の事しか語れませんが、一時、母は力(行動)で訴えることがあったけど、薬を変えたらなくなりました。

紫陽花の花と満面の笑みの母

紫陽花と母

薬を変えても変わらなかったのは、父への態度です。それは父が「力づく」で母に対していたからだと、わたしは知っています。父に対して力で抵抗する母の行動は、認知症だからではありません。薬のせいでもありません。人間としての「自分の身を守る」という普通の反応だと思っています。

父は「コイツがボケたから悪い。」と言ってましたけどね。ボケて自分の世話・家事をしなくなったから悪いんだそうです。父自身が自分の世話をしなければいけなくなったから、腹立たしいそうです。

認知症という病気を患った人に、今まで通りの事を要求するのは無理でしょ。イヤほんと、父の理解のなさが、うちの揉め事の元凶でした。

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