アルコールと認知症
お酒の過剰摂取は神経細胞を傷つけ、特に脳の海馬や前頭葉に影響を及ぼすそうです。脳の血管にも悪影響がありますしね。
海馬と言えば、アルツハイマー型認知症。アルツハイマー型認知症はまず海馬が萎縮する事で発症します。
長期的にたくさん飲む人はビタミンB1の重度の欠乏により、Wernicke-Korsakoff症候群になりやすいそうです。症状は、物忘れ・新しい事が覚えられない→無意識に作り話をする、見当識障害など、アルツハイマー型認知症と似ています。
他にアルコール性認知症という症状もあるそうです。この認知症は、部分的に改善する可能性があるそうです。
言わずもがな、とにかくアルコールの「過剰な摂取」はいけません。わかっています。他の生活習慣病とかにも関係してきますからね。
「過剰」でなければ?
アルコールの「適度な摂取」は、逆に認知症発症リスクを下げる、って聞いた事ありませんか?
これには落とし穴があります。「適度な量」だったら飲んでいいのか、と言うとそうではなさそうです。生活習慣病などになっていない健康な人は、「適度な量」しか飲んでないんだよ、って意味です。健康な人は、健康に気を使っていて、飲むアルコールの量を自分で管理できている人達なんですね。飲酒以外でも運動するとか、バランスの取れた食事をするとか、ちゃんと意識しているに違いありません。だから健康なんですよね。
健康だから認知症にもなりにくい、という事なんです。
適度な量って?
「適度な」という言葉も問題。「適度」って? どれくらいの量を思い浮かべますか。例えば酔いやすい人と酔いにくい人だったら、思い浮かべる「適度」な量って、絶対違いますよね。調べると「適度な量」って想像よりも少なかったです。
- 男性: 1日あたり純アルコール20-30g以下
- 女性: 1日あたり純アルコール10-20g以下
- 週に2日以上の休肝日を設ける
アルコール5%のビールだったら、500mlで 純アルコール約20gです。
上の量だったら、わたしは酔いません。つまりわたしにとって「適度」は少ないと感じました。最初「適度」だったら飲んでいいのか、って思ったわたしは危険、ですね。
酔いにくい人・酔わない人は飲みすぎる傾向があるから危ないんです。酔いにくい人はアルコール代謝がいい人なんですが、だからと言って臓器への負担がチャラになるわけではないんだそうですよ。
ちなみに
「酔いやすいか」「酔いにくいか」は、持っている遺伝子によって決まってくるみたいです。アルコール代謝に関わる酵素の遺伝子型がどれを持っているか、です。遺伝子の型は3つ、速やかに分解できる型・分解能力が低い型・ほとんど分解できない型です。つまり「鍛えればお酒に強くなる」は、嘘なのでご用心。
今年もあとわずか。年末年始、お酒を飲む機会が増える時期ですが、なんとか誘惑に勝って「適度な」量に抑えます。(決意表明)

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