母は編み物が得意
母は多趣味だったと思います。
茶道、華道、ガーデニング、お料理・お菓子作り、洋裁、編み物。どれも作業が細かいせいか、だんだんしなくなりました。やり方がわからなくなったのかなあ。本当は、サポートしながらも趣味を続けさせた方がよかったんだと思います。
今回は、編み物の話。
母はかぎ針編み、棒針編み、機械編み、レース編み、全部上手でした。
機械編みって知ってますか。これ→ 【家庭用編み機】 でセーターなどを編み上げます。
母の編んだセーターは、ウール100%で目が詰まっているので、とても温かかったです。ハンドメイドのいいところは、わたし達が成長してサイズがセーター小さくなったら、ほどいて、毛糸湯のし器でまっすぐに伸ばして、毛糸玉に戻して、大きいサイズに作り直せる事です。
そんな母の最後の作品がこちら。

最後の作品(棒針編み)
画像ではわかりづらいけど、子供用です。たぶん、わたしの従姉妹の初孫へのプレゼントだったんだと思います。(母から見ると、姉のひ孫です。)どちらも、毛糸はわたし達姉妹のお下がりです。

2011年6月18日
上の画像の子に会いに行った後にできあがったので、たぶんこの子用なんだけど、赤ちゃんにはまだ大き過ぎるサイズでした。もう少し大きくなってから渡そうと思っていました。母が認知症を発症して、あんな事やこんな事がなければ…。
そして、渡せないまま今に至ります。画像の赤ちゃんが、今年の春、中学生になったと聞きました。ですよねえ。そうなりますよねえ。もう着れませんよね。もったいない。絶対あったかいのに。
認知症になってからは…

母が編んだ編み目
編み目がぎっしり詰まっています。でもよーく見ると編み目のバラつきがあります。前はもっとそろっていました。老眼のせいか、もしかしたらこの頃から認知症で、集中力が衰えて始めていたのかもしれません。
その後、編み物はめっきりしなくなりましたが、編んだ物をほどく、とかほどいた毛糸を巻き直して毛糸玉にする、という作業は繰り返しやってました。どうしていいかわからず、ほどいて巻き直してを延々と繰り返していたんでしょうか。
ベストは、サポートしながら趣味を続けさせる事。認知症の進行を遅らせるなら、そうした方がいい。
でも。ごめんよお。サポートしたくても、わたし、人に教えるほど編み物は上手じゃないから。しかも母に教えるとか、なんかおこがましい気がするんですが。
それにしても、子供用のベストはほどかないまま、よく残っていたなあ。「渡そう。渡したい。」という強い気持ちがずっとあって、ほどかなかったのかな?

ここに着せてみた。
母が大好きな猫のここに着せてみた。ここにはちょっと大きいね。

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