注射は3人がかり
認知症の母に、注射をしてもらうのには苦労します。いつも看護士二人とわたしの3人がかりです。わたしが体を抑えて、針を刺す腕を看護士が抑えて、注射をしてもらいます。
インフルエンザの予防接種は、まだいい方です。針を刺している時間が短いから。
健康診断などの血液検査のために、採血するのが大変です。抑えても母は動こうとします。そして力づくだと跳ねのけようとします。「力には力を」です。なので、話しかけて気を反らさないといけません。
二人しかいない時
貧血を診てもらった病院でも採血をしたのですが、近所の個人経営の病院だったので看護士の数も少なくて、わたしと看護士の二人で対応することになりました。「大丈夫かなあ。」と看護士さんも言ってました。
看護士が採血の準備をする間、母の気を反らす・紛らすものはないかと考えました。呼ばれるまで待っていた待合室に、配布用のパンフレットのディスプレイ棚がありました。その中に笑顔の赤ちゃんが載ったパンフレットが! 母は子供が好きなので「気を反らせるかも」と思って見せてみると、ご機嫌になりました。「あらー」って。これでいけるかも、って試してみる事にしました。
呼ばれて採血する間、ずっと母にパンフレットを見せてました。予想どおり母はパンフレットの赤ちゃんにくぎ付けで、問題なく採血が終わりました。それほど力で抑えていなくても、です。
母に注射を受けてもらう、いい方法を発見しました。

コメント