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介護予防は自己負担

3.介護全般

介護予防サービス

ちょっと前にSNSで議論されていたんですが、どうして若者が高齢者の介護の負担をしなきゃいけないんだ、と。

ん? 若者?

介護保険料を負担するのは、40歳になってからですけど? 40歳って「若者」ですか? だったら、おばちゃん、うれしいなあ。

以前、介護費用の抑制のための国の政策についての記事を投稿しました。

【費用の抑制とは】

その時にも言ったけど、費用を抑制するための手段が「お金を出さないこと」って、それは対策とは言えません。

国は、介護度1と2の高齢者の介護サービスを負担10割の保険外サービスにしたいそうです。

【軽度者の訪問・通所を介護給付の対象外に】

上記記事の抜粋:要介護1、2の高齢者への訪問介護と通所介護について、市町村がそれぞれ運営する事業(地域支援事業)に移すべきと提言。~(中略)~「介護事業者にとっても、保険外を含む多様なサービスを軽度者へ提供することで、ビジネス機会の拡大につながる」と説明。

介護度1と2の方のサービスって、症状が進行しないように食事の管理を手伝ったり、運動リハビリ・脳リハビリをするサービスつまり「介護予防サービス」が中心ですよね?

介護予防が重要な理由4つ。①健康寿命を延ばす②要介護状態を遅らせる・防ぐ③生活の質を維持・向上④住み慣れた地域での生活を継続

介護予防が重要な理由

それを無駄だと考える人が多いようです。そんな無駄なサービスに、自分たちが支払った保険料を使われたくない、って。

介護施設での映画鑑賞を「贅沢」と断じるポストもありました。保険料つまり国民の税金で、生産性のない高齢者にそんな贅沢をさせるのか、と。

映画鑑賞は贅沢なんですって。この人に言わせると、母のいる特養のカラオケセットも贅沢品になりますね。 【母の特養にカラオケ入りました】

だから(贅沢をさせるくらいなら)介護度1と2のサービスを全額自己負担にしろ、保険料を使うな、という事のようです。

「贅沢」の度合いは人それぞれではありますが、少し上の画像の右下の「社会参加」って大事なんですよ。「社会参加」とは「家庭以外の場所で仕事や地域活動、趣味などを通じて他者と関わり、社会の一員としてつながりを持つ活動全般のこと」です。それを「贅沢」って言われちゃったら…、どうすればいいんでしょう。

あなたの老後の楽しみは何ですか?

軽度者の介護保険サービスの負担を10割に

介護度1と2のサービスを自己負担にしたら、物価がどんどん高くなるこのご時世、食べて生活するために、節約して介護サービスを受けない高齢者が増えるんじゃないかと思うんです。

そうなると、どうなりますか? 誰でも想像できます。

まず介護離職者が増えます。だって日中、デイサービスなどで代わりのお世話を頼めないんだったら、家族がそばにいないといけません。

つまり所得税納税者が減ります。

そして、家族が介護するということは素人が介護するということです。専門的なケアが受けられないため、認知症の症状は悪化するし、認知症ではない方でも身体機能がどんどん落ちていったりするでしょう。介護度はどんどん上がりますよ。

まあ、介護度が3になれば、1~3割の負担率で介護サービスは受けられるようになるんですよね。

結局、お世話が大変で人手のかかる高齢者が増えるだけなんじゃないでしょうか。

そう言えば、介護事業の人手って足りているんでしたっけ? ならいいけど?

そうして問題がなければ、保険料負担は抑制できるのかもしれないけど、高齢者の自己負担は増大しますよね。

そもそも介護保険の負担額は地域によって差があるのに、介護度1と2の人の訪問介護と通所介護を、市町村が運営する事業にまかせるの? 市町村の負担も大きくなるんじゃない?

わたしの考え方、間違ってます?

 

何が気持ち悪いって、あるリハビリに特化したデイサービスを提供している介護事業所が、国のこの方針を絶賛しているんですよねえ。

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